2種類の変換
「このタイムコードを別のフレームレートに変換したい」には2つの意味があり、答えも違います。変換ツールは両方を表示します。はじめは 23.976 の 90 分のタイムコードを 25 fps に変換する状態で開きます。
実時間で同じ位置
映像は通常の速度で再生され、同じ瞬間の新しいレートでのタイムコードを知りたい場合です。異なるレートで作った2つのバージョンの間で位置を合わせたり、25 fps の編集のマーカーを 23.976 のマスターに移したりするときに使います。23.976 の 01:30:00:00 は時計で 1 時間 30 分 5.4 秒、25 fps では 01:30:05:10 です。2つのレートのフレームはぴったりそろわないので、いちばん近いフレームに丸めます。
同じフレームを新しい速度で
コンフォームはすべてのフレームを残したまま新しいレートで再生するので、長さが変わり、各フレームのタイムコードも変わります。この 23.976 の映画を 25 fps で再生すると 4.27% 速くなり、同じフレームは 01:26:24:00 で終わって、映画の長さは 1 時間 26 分 24 秒になります。音声も同じだけ速くする必要があり、ふつうはピッチ補正をかけます。
よくあるコンフォームでの速度の変化
| 変換元 | 変換先 | 速度 | 90 分の番組の長さ |
|---|---|---|---|
| 23.976 | 24 | +0.10% | 1 時間 30 分 0 秒 |
| 23.976 | 25 | +4.27% | 1 時間 26 分 24 秒 |
| 24 | 25 | +4.17% | 1 時間 26 分 24 秒 |
| 25 | 24 | −4.00% | 1 時間 33 分 45 秒 |
| 25 | 23.976 | −4.10% | 1 時間 33 分 50.625 秒 |
| 29.97 | 30 | +0.10% | 1 時間 30 分 0 秒 |
1列目は番組そのもののレートです。長さはタイムコード 01:30:00:00 で測るので、23.976 と 29.97 の行は実時間 1 時間 30 分 5.4 秒から始まります。
同じレートでのドロップとノンドロップ
29.97 DF と 29.97 NDF(または 59.94 DF と NDF)を選ぶと、速度は変わらず、フレームの番号だけが変わります。「同じフレームを新しい速度で」の答えが、同じフレームのもう一方の番号です。ノンドロップの 01:00:00:00 はドロップフレームでは 01:00:03;18 です。理由はドロップフレーム計算機で説明しています。
このツールでできないこと
23.976 の素材を速度を変えずに 29.97 のタイムラインに置く場合、ふつうは 2:3 プルダウンを使います。これは1フレームを1フレームに対応させるのではなく、フィールドを繰り返す方法です。実時間での答えで瞬間の位置はわかりますが、フレーム単位のプルダウンの並びは編集ソフトの仕事です。
ふつうのタイムコード計算にはタイムコード計算機かフレーム数とタイムコードの変換をお使いください。
よくある質問
23.976 fps のタイムコードを 25 fps に変換するには?
まず、映像の速度を保つのか、コンフォームするのかを決めます。速度を保つなら、タイムコードの実時間を求め、その時刻を 25 fps で探します。コンフォームでは各フレームが番号を保ったまま 4.27% 速く再生されるので、各フレームのタイムコードが変わります。変換ツールは両方を表示します。
24 fps から 25 fps にすると速度はどれだけ変わりますか?
4.17% 速くなり、90 分の映画は 1 時間 26 分 24 秒になります。23.976 から 25 なら 4.27% 速くなります。
実時間での結果が丸められるのはなぜですか?
異なるレートのフレームが同じ瞬間に始まることはほとんどないので、時計の上で同じ時刻にいちばん近いフレームを選ぶためです。
ドロップフレームをノンドロップに変換できますか?
できます。変換元に 29.97 DF、変換先に 29.97 NDF を選んでください。速度は変わらず、同じフレームのもう一方の番号が表示されます。